大人の発達障害 どんな仕事が向いているの?

発達障害者の雇用について

平成28年4月より、事業主は障害を持つ方の雇用を義務付けた改正障害者雇用促進法が制定されました。この障害者の中には「精神障害者」が含まれ、さらにその中にはADHDなどの「発達障害」が含まれています。実際に発達障害を持つ方々が、社会で自身の発達障害の得意分野を活かし活躍されています。この記事では、発達障害を持つ方々の得意な仕事や苦手な仕事をまとめました。

ADHDが得意とする仕事・苦手とする仕事

ADHD(注意欠陥/多動性障害)は、落ち着きがなく、ミスが多いといわれていますが、その一方、探求心がありアイディアが豊富で、自由な発想ができるといわれています。そのため、クリエイター料理人といった仕事に向いているといえます。また、段取りや枠組みにとらわれない面を活かし、アドリブを上手にきかすことが出来るため、営業にも向いているといえます。しかし、刺激がなく、単調な作業が苦手な為、工場などの流れ作業やミスが許されない検査員などの仕事は向いているとはいえません。

自閉症スペクトラムが得意とする仕事・苦手とする仕事

自閉症スペクトラムはコミュニケーション能力が乏しく、社会適応能力が低いと言われていますが、その一方、集中力や記憶力が長けており、細かいことにすぐに気づくことができます。その為、プログラマーピアノの調律士などの仕事が向いているといえます。また、単調作業に集中して取り組むことが得意な為、モノづくりをする工場勤務も向いているといえます。しかし、マルチタスクの作業が苦手のため、忙しい調理師や、臨機応変な対応を求められる電話オペレーターなどの仕事は向いているとはいえません。

ADHD・自閉症スペクトラムが共通して得意とする仕事

ADHD・自閉症スペクトラムには、好きなものに対し、回りが見えない程集中する「過集中」という共通点が挙げられます。この過集中により、より知識を深めスキルアップすることが可能です。そのため、研究職デザイナー系の仕事も向いているといえます。

発達障害を仕事に活かすには

まず自身の発達障害の強みと弱みを知りましょう。発達障害を持つ方の強みは、他の誰にもない才能でもあります。また、弱みをうまく補うことができれば強みを活かす場と違う場面で活躍することもできます。そして、困ったときはまず誰かに相談するのも大切です。就労している方であれば、職場の人間や産業医に、就労前であれば支援機関で相談に乗ってもらうことも可能です。また、上記に挙げた、向いている仕事・不向きな仕事はあくまで一例です。人それぞれ発達障害の症例が違うため、しっかりと自身の発達障害の特性を知り、自分を活かすことができる適職を考えていきましょう。

病気・障害の特性