

ドクターストップで仕事を失い、これからの未来に絶望しかありませんでした
以前は製造職に従事しており、仕事中に意識消失してしまったことでドクターストップがかかりました。仕事を失い、これから生きていくためにどうしたら良いのか苦しんでいました。そこから最初の就労移行支援事業所にて事務スキルを身に着けましたが、コロナの影響で就職先が決まらずA型事業所へ入所しました。約1年経ちコロナの制限が緩くなってきた折りに、再び一般就職を目指していきたいと思いCONNECT梅田梅田事業所にお世話になることに決めました。

苦手なことにも支援員さんはいつも全力で向き合ってくれました
CONNECTのプログラム内容の中で、私にとって1番役に立ったのは就職に向けての訓練のプログラムでした。過去を振り返るチャプターもあるため、嫌な気持ちにもなってしまうこともありました。しかし、過去を振り返ることで、今の価値観を形成している出来事を知ることができました。また、PCで性格診断や適職診断をすることで、客観的に性格や仕事に対する価値観を出してくれるプログラムもあり、履歴書や職務経歴書に自己PRを書けるきっかけになりました。特に役に立ったと思ったことは「長所を見つける」ことです。今まで、私はがむしゃらに長所を見つけていたのですが、短所から長所を見つけると言った逆転の発想がありませんでした。これは表裏一体なこともわかり、自己肯定感もそこまで下がらずに実施することができました。そしてCONNECTでは毎回面接を受けた後に振り返りをしてくださり、面接での返答についてのフォローバックを必ず行ってくれました。特に私は企業への逆質問をすることが苦手でした。新谷支援員からは、「企業への質問が難しければ、面接官に対して質問するのはどうでしょう?」と提案頂きました。
「この仕事をしていてやりがいを感じたことはなんですか」「この仕事を選択されたきっかけはなんですか?」といったかたちで、私がこの会社に絶対入りたいだ!!!と言う気持ちをアピールするようにとアドバイスをいただきました。また、面接を受ける中で不採用が続き落ち込んでいる時に、「面接1つ落ちてもくよくよする暇ないよ。どんどん受けていかなきゃいけないんだから。」と言って応援し続けてくれたことで、メンタルの調子を崩す間もなく次の面接に取り掛かることができました。

ストレスの発散方法の大切さを初めて実感することができました
今まで私は一般雇用として働いていました。その際に配慮してほしいことなどを伝えると、「気が弱い」「根性がない」と言われることが多々ありました。今回一般就労にて初めて特性を理解してくれる会社に入ることができ、私以外にも特性を持たれている方と一緒に仕事をしておりますが、とても働きやすい環境で仕事をすることができています。しかし、その中で私もですが皆さん得意・不得意があり、1人1人に応じた対応が求められてきます。私は業務訓練(利用者さんとチームになり、一つの会社を議事運営する訓練)を通じてリーダーを務めた経験からその人の得意、不得意を見つけ、今後どうしていけばスムーズに業務を進めていけるのか?と物事を考えられるようになりました。しかし、そうした環境にいると当然ストレスも溜まります。今回業務訓練の中でストレスが溜まって来た時に、「今しんどい・・」と言うことを支援員さんに相談できたことで、どういった時にストレスが溜まってきてしまうか、またストレスを感じた時はどうやって発散させたら良いのか?を見つけることができました。その結果、仕事の辛さを私生活に持ち込まなくなり、気持が落ち込み訓練に行けなくなるということがなくなりました。この業務訓練での経験はこれからの仕事を続ける中で必ず活かせていけると思っています。

次の目標はフルタイムで働けるようになることです!!
現在パートタイムでの勤務なのですが、目標は今度こそ障がいと向き合いながらフルタイムで働けるようになりたいです。そして好きな物を買えるようになり、会社に貢献できるような人材になることです。今の会社で長く勤めてお金を貯め、いつの日か海外旅行や温泉にたくさん行って美味しいものたくさん食べて好きなだけ寝たいです。
業務訓練中も「ここダメだったかなぁ」と思った所や、自分では覚えていなかったことでも必ず指摘されて「そういえばそんなことあったな」と思い出すこともあり本当によく支援員の方は見てくださってたと感じます。「これくらいいいかな?」も通用しないと痛感しました。私の認識の甘さを実感することができたので、この気持ちを忘れずこれからの仕事に邁進していきたいです。CONNECTは就職に至るまでのプロセス、プログラム、支援員さんのお力など全てにおいてレベルが高いと感じました。CONNECTに出逢えたことで就職できたこと心より感謝しております。
