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就労移行支援の利用は無駄?理由や無駄と感じた際の対処法など詳細解説!

2022.02.25

福祉制度

みなさんこんにちは!梅田事業所の間です。

今回の記事のタイトルは、少し踏み込んだテーマに感じられる方もいるかもしれませんね。

読んでくださっている方の中には「就労移行支援の利用って本当に意味があるのかな?」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。特にこれから利用を考えられている方にとっては、不安に感じられることも多いですよね。

今回は「就労移行支援は無駄ではないのか?」「利用を検討しているけど無駄にならないか心配」という方に対して、就労移行支援を利用する意味について詳しく解説していきます!

また、興味のある方はこちらの動画もご参考ください〇

 

就労移行支援が無駄と感じてしまう要因

就労移行支援は「無駄」「意味がない」などの声があるのはどうしてなのでしょうか。就労移行支援に興味を持って間もない方や、前向きに利用を検討していた方にとって、情報収集時にマイナスワードを見つけてしまうと利用をためらう要因にもなりそうですね。

下記では、無駄と感じてしまう代表例をご紹介していきます。

 

希望とサービス内容が一致していない

就労移行支援は、一般企業を目指す障害者の方の就職や職場定着を支援する福祉サービスです。事業所にはそれぞれ特徴があり、その中で自分に適した事業所を選んで利用しますが、中には自分と合わない気がすると感じられる方もいらっしゃいます。

そうならないためにも、就労移行支援のポイントをそれぞれ押さえていきましょう!

 

就職先を紹介するところではない

就労移行支援は、就職先を斡旋する施設ではないことをはじめにおさえておきましょう。また中・長期で就職目標に向けて利用するサービスであるため、短期で仕事をしたいという方にはあまり向いていないかもしれません。中・長期の計画を立てることは、社会復帰を目指す上で重要です。その通所過程で生活リズムを整えることは、就職後も安定して働ける身体作りを目指す上で大切ですよね。

自分に合った仕事に今すぐ就きたい!という方もいらっしゃるかもしれませんが、まずは自分の障害やどのような配慮が必要なのかを知ったうえで条件にあった企業を見つけ、向き合っていくことが必要になってきます。

 

キャリアアップが目的ではない

就労移行支援は基本的に、今まで就職活動がうまくいかった方や就職に不安のある方、ブランクがある方などの就業が難しい障害者の方が対象になります。そのため、そのような方々が就業できるように必要なスキルを訓練していくことが目的です。逆に就業可能な方がさらなる年収アップやキャリアアップを目的として通所すると、物足りないと感じる可能性があります。

また事業所では障害者雇用を中心に、待遇面よりも障害者の方への働きやすさや、合理的配慮のある就職先を把握されていることが多いです。通所前にどのような目的で通所するべきなのか、事前に確認しておくと安心ですね。

 

専門的なスキルを学ぶ場所ではない

上記で述べたように、就労移行支援事業所は就業が難しい方が就職することを主な目的としています。そのため、どの職種に対しても共通で必要となる能力を身につけることを目的としている事業所が多く、専門的なスキル習得に対応していない可能性があります。

就労移行支援事業所は全国に複数ありますが、主にビジネスマナーやPC操作などの汎用的な訓練を行う「一般型」と、特定の職域や障害に特化した訓練を行う「特化型」に分けられます。

さらに模擬就労の訓練が多い事業所や、コミュニケーション等のグループ実習が多い事業所など特徴は事業所によって様々です。事業所によって学べるスキルが変わってくるため、カリキュラムの確認や事前の見学を確認するようにしましょう!

 

事業所とマッチしてない

せっかく利用するのであれば、自分の利用目的に合っている事業所に気持ちよく通所したいですよね。ミスマッチを防ぐためには、自分自身の症状や障害の特徴をしっかり把握し、利用する上でのゴールを明確にしておく必要があります。そのうえで、ゴールに合ったタイプの事業所を探していきましょう。

ミスマッチを防ぐためにも、見学や体験等を通して事業所の雰囲気や訓練内容が自分にマッチしているか慎重に確認しましょう。また交通機関を利用される方は、何度か体験等で通ってみると通所時間などのイメージがつきやすいかもしれませんね。

 

事業所の支援員との相性が悪い

ミスマッチが起こる原因として、事業所内での人間関係も深く関係しているようです。特に日々顔を合わせ、会話する機会の多い支援員との性格の相性などが合わない場合は、退所してしまうケースもあります。事業所には年齢や経歴など様々な支援員がいるため、時には上手くコミュニケーションが取れず、相性が合わないと感じることもあるかもしれません。また支援員以外でも他の利用者と交流する場面で、事業所全体の雰囲気が「自分に合っていない」と感じ、居心地が悪いと感じる方もいるようです。

 

就労移行支援を無駄と感じたら「別の事業所の利用」を検討する

事業所が合っていない、無駄だと感じたときは、別の事業所も検討してみましょう。せっかく就労移行支援を利用するのであれば、自分自身の症状や利用目的にあったところに気持ちよく通いたいですよね。

そのために確認すべきポイントについて解説していきます。

 

支援員の対応がよく、分かりやすく説明してくれる

事業所によって、支援員の経歴や持っている資格、得意分野、年齢や性格などは様々です。

しかし一番大切なことの一つは、支援員が誠心誠意に対応してくれるかということではないでしょうか。初めは事業所内の支援員全員のことを細かく理解するのは難しいですが、担当支援員が合わないと感じた場合、他の支援員に担当を変更することもできます。

 

希望の業種で就職実績が充実している

事業所ごとのホームページなどで、就職者数や定着率などの実績を公開していることも大切なポイントです。この数字が明確に表示されていると、安心して利用できますよね。もし公開されていない場合は、電話や訪問時に質問すると答えてくれる場合もあるでしょう。

また事業所の立地や特徴などから、就職実績の高い業種などが異なってくることもあります。そのため、できる限り複数の事業所のデータを集めてみることもおススメです。

 

希望の訓練を行うことができる

事業所選びで気をつけたいのは、事業所によって学べるスキルが変わってくることです。事業所のカリキュラムを確認しないまま入所してしまうと、期待外れと思ってしまうため、事前の見学はとても大切です。またプログラミングや農業系のプログラムに特化した事業所、基本的なビジネススキルに特化した事業所などそれぞれ特色があります。

自分の学びたいスキルがカリキュラムに組み込まれていれば「自分に合わない」ということも少なく済みますよね。また専門的なカリキュラムが用意されている事業所には、専門のスタッフがいることが多いこともあり安心感がありますね。

 

就職後もサポートを受けられる

就労移行支援は、社会参加をサポートするために制定された「障害者総合支援法」に基づいて運営されている通所型の福祉施設です。そのためご就職された後のサポートとして、「就労定着支援」をサポートしているところもあります。また事業所によってその期間が異なることもあるため、確認しておきましょう。

また、これまで長くサポートを受けていた事業所から新しい就職先に移ってしばらくは不安がつきものですよね。就労移行支援を使わず自力で就職した場合、就職後のサポートを受ける機会は少ないです。しかし就労移行支援事を利用すれば、就職後もしっかりサポートを受けられるので安心ですね。就職先で不安なことや、どのように対応したらよいか分からない時などはどんどん相談してみましょう。

 

「就労移行支援=無駄」という口コミ・評判を過信しない

インターネット上では不特定多数の方が自由に書き込みできるため、掲示板やSNSなどでの口コミを重視される方も多いかもしれません。就労移行支援は原則2年間しか利用できないため、実際に通所してから「思っていたのと違った」と後悔しないためにも、より多くの情報を集めることは重要です。

しかし不特定多数の方が書かれた口コミの全てが正しいとは限りませんので、全ての情報を鵜吞みにしないように注意が必要です。また情報収集にあたり、自分なりに行きたい事業所をリストアップし、視覚化しながら順位をつけてみるのも効果的でしょう。

 

最後になりますが、最も大切なのはご自身が「就職したい」というお気持ちです。就職の意志がない限り、支援員も無理に就職させることはできません。「なんとなく就労移行支援に通ってみた」という人は、その後の就職意識も低く就労に繋がらないこともあります。

自分自身が求めることや事業所の特徴を加味した上で、ご自身に合った事業所選びを行っていきましょう!

 

まとめ

〇就労移行支援が無駄と感じてしまう要因

・希望とサービス内容が一致していない

・事業所とマッチしてない

〇就労移行支援を無駄と感じたら「別の事業所の利用」を検討する

・支援員の対応がよく、分かりやすく説明してくれる

・希望の業種で就職実績が充実している

・希望の訓練を行うことができる

・就職後もサポートを受けられる

〇「就労移行支援=無駄」という口コミ・評判を過信しない

 

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