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発達障害と向き合うには?日常生活での具体的な対応策について解説!

2024.01.12

病気・障害の特性

こんにちは!就労移行支援事業所CONNECTです。

今回は「発達障害がある人の日常生活での困りごとと具体的な対処法」について解説していきます。

日常生活での小さな困りごとが大きなストレスや疲労につながっていませんか?困りごとにどう対処すればいいかわからず、悩んでいませんか?

さまざまな対処法を紹介していくので、自分に合ったものを見つけて実践してみてくださいね!

この記事は次のような人にオススメ
  • 発達障害のある人々やその特性について理解を深めたい方
  • 発達障害のある家族や友人をサポートしたいと考えている方
  • 教育や医療、福祉の分野で発達障害のある人々と関わる専門家や関係者

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発達障害とは

発達障害は、生まれつきの脳の特性により、一般的な人々とは異なる行動や思考の特性をもつものを指します。

それぞれの障害には独自の特性があり、日常生活にどのような困難をもたらすのか理解することがとても重要です。

そうすることで、より良い対応やサポートを行うことが可能となります。

ADHD

ADHDは、注意散漫、衝動性、多動性といった特性を持つ障害です。

・注意散漫:一つのことに集中するのが難しく、気が散りやすい

・衝動性:後先考えずに思ったことをすぐ行動に移す

・多動性:長時間 同じ場所にじっとしていることが難しい

ASD

ASDは社会的コミュニケーションの困難や繰り返しの行動といった特性を持つ障害です。

・社会的コミュニケーションの困難:他者の感情や考えを理解するのが難しい

・繰り返しの行動:同じことを繰り返すことに安心を感じる

LD

LDは読み書きや算数など、特定分野の学習が極端に苦手な特性を持つ障害です。

・読むのが苦手:文章を読むのが極端に遅い、よく読み飛ばしてしまう

・書くのが苦手:字を正しく書くのが苦手、ひらがなや漢字が覚えられない

・算数が苦手:簡単な計算ができない、推論が苦手

発達障害に対する誤解は多く、「本人の努力不足だ」、「親の育て方が原因」といった誤った認識が見られます。

しかし、これらは脳の発達に関わる特性であり、個人の努力や育て方だけで解決できるものではありません。

発達障害のある人々は、自分らしい生き方を見つけ、社会の一員として活躍するために、適切な理解とサポートが必要です。

日常生活での困りごとと対処法

日常生活において、発達障害のある人々は様々な困りごとに直面します。これらの困りごとは、適切な対処法を知ることで、生活の質の向上につながります。

以下の例は、発達障害の特性の一部であり、また発達障害のある人によって特性の出方は異なります。

コミュニケーションの困難

発達障害には曖昧な表現や指示が理解しにくかったり、その場の雰囲気を理解して行動することが苦手といった特性があります。そのため、悪気なく空気の読めない行動をとってしまうことがあります。

例えば、「ちょっと多めにコピーしておいて」と指示されると、「ちょっと多め」がわからずに極端に多い枚数を印刷してしまいます。「10部印刷してほしい」と具体的な数字で指示を伝えることで、意思疎通のトラブルを防ぐことができます。

曖昧な指示をされて困った場合は、「具体的な質問で聞き返す」ことがおすすめです。例えば「なるべく早く終わらせてね」と上司から指示を受けた場合に、「明日の12時でよろしいでしょうか」と聞き返すことでミスを減らすことができます。それを繰り返すうちに、上司も具体的な数字や日付を提示して指示を出してくれるようになるかもしれません。

予期せぬ変更への対応

発達障害の人は予期せぬ変更が起きると、パニックを起こしてしまうことがあります。事前にわかる変更は前もって伝えておくことが重要です。変更が起きづらい部署や職場を選ぶことも一つの手段としておすすめです。

仕事が途中で増える、作業の優先順位が変わるといった場合には、変更を伝える際にタスクの優先順位を一緒に見直すことをおすすめします。そうすることで、不安の軽減やトラブルの防止につながります。

また、複数人から指示や変更の知らせを受けると、締め切り日や優先順位がわからずミスを引き起こしてしまう場合があります。一人の上司が指示や変更、締め切り日の確認を行うことで更に作業に集中することができます。

スケジュールや物の管理

発達障害には、物や予定の管理が苦手といった特性もあります。そのため、大事なものは他の人に管理してもらう、予定はカレンダーアプリに記録して複数人で確認できるようにするなどといった工夫が必要です。

また、口頭で受けた指示を忘れてしまうことがあるため、社内ではチャットツールを使用した指示出しや、定期的なリマインドをしてくれるアプリなどを活用することが重要です。

デスクがごちゃごちゃしてしまう、書類の整理ができないといった場合には、物の定位置や種類ごとのファイルを決めることで整理整頓しやすくなります。

感情のコントロール

発達障害を持つ人は、感情のコントロールが苦手な場合も多いです。特に大きなストレスや負担がかかった際に、その不安から大きな声で怒る、泣き叫ぶといった行動をする人もいます。

その場合、職場や学校でクールダウンする場所を決めておくことが重要です。特別に部屋を用意する必要はなく、トイレの個室や廊下に出ることで落ち着く人も多くいます。

事前に「トイレの個室」や「廊下」などの場所を決めておくことで、本人も気持ちを落ち着けやすくなり、周囲も安心して見守ることができます。

また、「パニックの時は声をかけない」「10分経ったら戻る」などのルールを具体的に決めておくことで、パニックの悪化やトラブルを防ぐことができます。

メモや記録

発達障害を持つ人で、メモを取ることが苦手な方は多くいます。相手の話を聞きながらメモを取ることが苦手だったり、字を書くのが苦手で自分のメモを読んでもわからなかったりといった困難があります。その場合、ボイスレコーダーを使って後から聞き返したり、同席している人に議事録を頼んだりするなどといった対処法が挙げられます。

また、電話や伝言を受ける際に、何をメモすればいいかわからないといった困りごとを持つ人もいます。その場合には、質問項目が事前に書かれたシートを活用することで聞き忘れのミスを減らすことができます。

話をしながらメモを取ることが困難な場合、選択肢をあらかじめ用意したシートを使い、チェックや丸で囲むだけで話のメモができるようにしておくことも良い手段です。

感覚過敏の対処

感覚過敏は、特に自閉スペクトラム症に多く見られる特徴です。音、光、触覚、味覚、嗅覚など、日常の感覚刺激が過剰に感じられることがあります。これに対しては、過敏な感覚を避けるための環境調整、適切な感覚刺激を提供する、リラックスを助けるアイテム(耳栓、サングラスなど)の使用などが有効です。

パソコンのタイピング音やオフィスの蛍光灯など、辛いと感じる物や場所は人それぞれ違うため、本人と確認しながら対処することが重要です。

耳栓やサングラス、パーテーションを使用することでストレスとなる刺激が軽減される場合もあります。また、飲み会などのイベントでも本人に苦手なこと・物を確認しながら進め、参加が難しい場合は強制しないことも重要です。

発達障害のサポートと理解

発達障害のある人々をサポートし、より良い理解を深めるためには、家族、学校、職場、そして社会全体での取り組みが必要です。

家族との関わり方

発達障害がある人は、職場や学校などの社会的環境で強いストレスを受けている場合が多くあります。そのため、家庭では本人ができるだけストレスなく過ごせるように、好きなものや落ち着くものを揃えて安心できる環境を整えることが重要です。

また、日々の様子を見ながら、必要があれば専門機関に相談したり、学校や職場に対して話し合いをするなど、本人の過ごしやすい環境となるよう連携をとることが重要です。

本人が抱える困りごとは 決して家族で抱え込むことなく、周囲の助けを借りながら心身ともに健康でいることが大切です。

学校や職場での支援

学校や職場では、発達障害のある人々が快適に過ごし、学習や仕事に集中できるような環境を整えることが大切です。

発達障害のある本人が自分の困りごとに対して相談できる環境をつくり、双方の話し合いによって適切な対応を行うことが重要です。

時には専門機関や家族とも連携して、本人が少しでも楽に過ごせるように協力して考えることで、発達障害のある人も自分の能力を最大限発揮できるようになります。

社会全体での理解促進

社会全体での理解促進は、発達障害のある人々が社会の一員として活躍するために不可欠です。

「努力不足」「親の育て方が悪い」などといった誤った認識を広めたり、「発達障害だから〇〇できない」などといった偏見を持たないことが重要です。

発達障害の特性や程度は一人一人違うため、決めつけることなく相手の話をよく聞いて、助けを求められたら必要な範囲で手を貸すことが発達障害を持つ人の社会参加と自立につながります。

まとめ

まとめ
  • 発達障害は、ASD、ADHD、学習障害など、個々に異なる特性を持つ脳の発達に関わる状態
  • 日常生活での困りごとには、コミュニケーションの困難、予期せぬ変更への対応などがある
  • 家族や学校、職場でのサポートと理解が、発達障害のある人々の生活の質を向上させる
  • 社会全体での発達障害に対する理解と適切な対応が重要

 

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