はじめまして
1月から新大阪でお世話になっていますシニア事務員の寺澤と申します。
就労支援の仕事は、6年ほど経験していますが、ところ変われば品変わるで、違いが多く、なんとか半年たってお役に立っているかなと感じ出したこのごろです。
私は、ビルゲイツと同い年で、大きなくくりでのIT業界に半世紀近くいましたので、パソコンの創世記からWindowsになり、パソコン通信からインターネットになり、フロッピーからUSBメモリーになり、メモリーがメガからギガになり、固定電話がスマホになりというような大変化をリアルタイムで見てきました。
もう、それほど驚くことは無いのではと思っていましたが、生成AIの出現には驚きました。質問にコンピュータが答えるということ自体は、内容が高度になったり、音声会話ができたりということは想定内ですが、一対一で何ターンも繰り返して会話ができるしくみは、全くイメージできず、あっという間に全世界に普及して何千万という規模の会話が同時に成り立っている現実は驚くばかりです。
まあ、しくみを考えるのは現役エンジニアに任せて、いろいろ衰えてきた自分にとって、頼りになる助っ人が現れたと感謝して、仕事に趣味に活用しています。
しかし、AIが気軽なツールになったことで、宿題をAIに解かせる、論文をAIに書かせる、答える内容がフェイクだなど功罪の罪の部分が議論されています。
映画でも、古くは「2001年宇宙の旅」で宇宙船のコンピュータHAL(H→I、A→B、L→MつまりIBMより先を行っている)が人間を裏切るとかターミネータほか人類対コンピュータの話はたくさんありますが、まだまだSFの世界ですし、いったん始まったAI革命は止められません。それぞれの不足するところを補ってくれるツールとして活用するべきだと思います。
就労支援の場でも、それぞれ違う特性を持った方ひとりひとりに支援員がずっと隣にいることはできず、困ったときに気楽に質問・相談できる相手として使いこなせるようになれば、かなり役に立つ相棒になるのではと感じています。いかがでしょうか。