お疲れ様です!CONNECT四条烏丸の松本です。
桜も満開🌸すっかり春めいてきましたね!
今日は、コミュニケーションについて、利用者さんとのひとコマを紹介します。

「相手に伝わっていないと感じると、つい、もっと強くたたいてしまうんです」
先日、利用者のAさんとの面談の中で、こんな印象的な言葉がありました。
Aさんは、自分の考えを分かってもらおうとするあまり、
知らず知らずのうちに言葉が強くなったり、自分の意思を押し通そうとしてしまうクセに
悩んでおられました。
「たたいて鳴らなければ、もっと強くたたく。でも、強くたたけば叩くほど、
相手は響くどころか、壁が厚くなっていくような…」
ぽつりと漏らしたその言葉は、Aさんがご自身のコミュニケーションの傾向を、
深く、客観的に理解し始めた大切な一歩でした。
「伝えたい」という一生懸命さゆえに

Aさんの「強い言い方」の根底にあったのは、相手を攻撃したい気持ちではありません。
むしろ、「より良い関係を築きたい」「間違いのないように仕事をしたい」という、
真面目で高い意識でした。
いわば、コミュニケーションにおいて常に「Sランク(完璧)」を目指していた状態です。
しかし、人間関係は相手があるもの。
自分が100の力で叩いても、相手がその音を受け取れる状態ではないこともあります。
そこでさらに力を込めてしまうと、お互いに疲弊してしまいますよね。
Sランクを目指さないという選択

そこで、Aさんと一緒にこんなお話をしました。
「職場での人間関係って、いつもSランクじゃなくてもいいんじゃないでしょうか。
Aランク、Bランク、時にはCランクくらいでも合格じゃないですかね?」
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自分の意見が100%伝わらなくても、落ち着いて話せたら「Bランク」。
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言い方が強くなりそうだと気づいて一呼吸置けたら「Aランク」。
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今日は「お疲れ様」が言えたから「Cランク」。
そんな風に合格点の幅を広げてみました。
そして、人間関係って、会話だけの一点で決まるものではありません。
Aさんの真面目に取り組む姿勢は、周りからも評価されています。
そんなお話をしていくうちに、力を少しずつ抜く感覚がつかめそうということでした。
現在、自分なりの「実験」を継続中

今、Aさんはこねくとの中で「自分に合う力加減を試してみる場所」として活用されています。
日々のやり取りの中で軽やかに調整を繰り返しておられます。
その表情は、以前よりもずっと穏やかで、自然な笑顔が増えたように感じます。
就労移行支援こねくとでは、いきなり完璧な社会人を目指す場所ではありません。
こうして自分の「思考」の癖を知り、本番前に自分なりの調整(リハーサル)を繰り返していく場所です。
もし、あなたも自分自身の「力の入れ具合」に疲れてしまった時は、一度お話しに来てみませんか。
一緒に、あなたにとってちょうどいい人間関係を探していきましょう。




