今考えれば幼少期から困っていたことですが、物事を覚えたり周囲と同じように身体を動かすことができませんでした。3人以上の人と話していると、話の内容についていけずいつも不安に感じていました。学生時代から周囲の人と上手くコミュニケーションを取ることができず一人で過ごすことが多く、いじめを受けることもありました。
仕事を始めても複雑なことはできなかったのですが、逆に身体を動かして覚えたことは長く続けることができました。
社会人になってからも、上司や同僚から心無いことを言われて委縮してしまい「はい」「すみません」のみで毎日を乗り切っていました。
新大阪事業所に入所し初めの頃は、人見知りでコミュニケーションを取るのが苦手でした。しかし、動画視聴によるビジネス学習から訓練を始めていき、CONNECTにも慣れてきた頃に報連相やディスカッションなどのプログラムに参加しました。また、支援員の方から声をかけていただき、話していくうちにコミュニケーションが少しずつ楽しいと思えるようになりました。
萎縮することのない安心できる環境でコミュニケーションを重ね、プログラムに参加し、徐々に自発的に自分の意見を言えるようになりました。
繰り返し参加し訓練することで、少しずつ苦手意識が解消し自分自身成長することができたと思います。
CONNECTでは、通院同行や手帳・障害年金の申請などにも同行してもらえました。これまで通院はしていたものの、主治医へ自分の状況を上手く伝えることができていなかったため、支援員の通院同行をきっかけに、改めて診断を見直していただくことになりました。手帳や障害年金の申請は資料が多くて手続きが難しく、窓口でもどのように伝えたり答えて良いか分からなかったので、一緒に行ってもらえたことは大きな安心に繋がりました。家族とも連携を取ってくれたので更に安心感が増しました！また、面接が決まってからは、週1回のペースで模擬面接をしていただきました。初回は全くできませんでしたが、ノックの仕方や座り方・目線などの姿勢面から受け答えなど教えてもらい、練習を重ねていくうちに「良くなっていますね！」とお褒めの言葉をいただき、自信に繋がりました！本番当日も焦りや緊張しすぎることもなく話すことができ「今までで一番良かった！」と思うことができました。
自分自身は手帳の取得やオープン就労に抵抗はありませんでしたが、家族が受け入れてくれるか不安でした。それを家族に伝えたところ、反対せずに応援してくれて、とても感謝しています。CONNECTに通所したことをきっかけに、家族と今まで以上に色々なことを話せるようになったと思います。家族もCONNECTのことが大好きで、気付いたらCONNECTでの出来事も沢山話していました。
水耕栽培(屋内型)に就職が決まりました。実際の職場の雰囲気を実習で知ることができたこと、仕事の体験ができたこと、安心できる雰囲気だったこと、実習の振り返りで良い評価をいただけて嬉しかったことから、「この職場で働きたい！」と思いました。
今は新しい職場に早く馴染んで、周りの人と協力しコミュニケーションを取りながら長く、楽しく働いていきたいと思ってます！
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