私はASDと強迫性障害です。
CONNECT新大阪事業所に通所する前は、自分の中にあるこだわりの強さを抑えきれずに自分の気持ちだけを一方的に話してしまっていました。
その結果、周囲の人の気持ちやその場の空気の流れを無視した発言や行動が多くなり、人間関係がうまくいかなくなってだんだんと孤立していきました。
どうして人間関係がうまくいかないのか誰にも相談することができず、ずっと悩んでいました。
通所したてのころは、ディスカッションプログラムやレクリエーション訓練の際に、自分の話したいことだけを一方的に話してしまい、他の方とぶつかる場面もありました。
一方的に話すことをどうしてもやめられずとても悩みましたが、支援員の方と一緒に「なぜそういう事が起きてしまったのか」「自分の中に何が足りなかったのか」と向き合っていくことで、少しづつ人間関係に対する理解を深めることができました。
そして、ディスカッションプログラムに何度も参加し、訓練することで他の方々の意見を尊重し、相手の意見を聞くことができるようになりました。
その結果、お互いがポジティブな気持ちで会話できることの楽しさや充実感を知ることができました。
CONNECTに通う中ですごく考え方が変わったなと思うことは、周りに助けを求められるようになったことです。今まで学校などでうまく周囲となじめなくて悩んでいても、なかなか先生や親などに相談ができませんでした。
CONNECTの支援員の皆さんは、本当にいつも笑顔で且つフレンドリーで、担当支援員の方に毎日と言っていいほど面談をしていただいた時も、笑顔で対応してくださり安心して困りごとを相談することができました。
勇気をもって一歩を踏み出すことができれば、そこには必ず手を差し伸べてくれる人が本当にいるものだと思いました。
また、担当支援員の方が僕が実習に行くといった際に、「うまくいくかどうかはどっちでもいいよ」と言ってくださったことがとても印象に残っています。
「実習を決められた日数やり切れるかということよりも、やってみようと挑戦してくれたことがうれしいよ」と言ってくださって、実習に向けてすごく緊張していた僕は本当にうれしく頑張ろうという気持ちになれました！
コーヒー豆の加工、選別業務のお仕事に就きました。
なぜこの仕事を選んだのかというと、見学の際にすごくいい会社だなと思ったからです。
見学に行くとその会社の雰囲気や業務内容、どんな方が働いているかを知ることができます。
就職活動に悩んだらまずは見学に出向いてみるのがいいと思いますし、数日間の実習を実施している会社であれば実習に参加するのもいいと思います。
「百聞は一見に如かず」という言葉がありますが、それは就職活動にも当てはまると実際に就職活動をして感じました。
僕の今の目標は海外旅行に行くことです。
通所したばかりの頃は毎日を暗い気持ちで過ごしていたのが、今は前向きにどんなことに対しても取り組めるようになった気がします。
以前までの僕ならきっと「海外旅行なんて……」と一歩踏み出せずいたでしょうが、これからはどんなことにも積極的に取り組む自分でありたいなと思います。
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