こねくと新大阪で就労支援員をさせていただいております、松本です!
私の大好きな秋がついにやってきました!(待ってました!)
ちなみに秋といえば、皆さんは何を連想されますか?
食欲の秋?スポーツの秋?芸術の秋?それとも読書の秋でしょうか。
紅葉や月見、ハロウィン等、秋はイベント行事も豊富ですよね。
こうして想像を膨らませてみますと秋という季節は冬に備えて気持ちが昂る時期なのかもしれません。
冬までにやっておきたいことがあれば、是非とも済ませておきたいところです。
しかし済ませておきたいことがあっても進め方が分からなくては出来ないものです。
その点につきましては、こねくと新大阪施設長の猪原が整理整頓の秘訣をまとめておりますので、是非、読んでみてください!
私も新大阪のみならず、豊中事業所のブログからも刺激をいただき、参考にしています。
もちろん、ブログ以外にも利用者さんの支援をしていますと利用者さんから教えていただくこともあり、本当に有難いことです。
そんな利用者さんから教わった中でも、とても印象に残っているエピソードがありましたので紹介させていただきます。
それは、お昼休みの出来事でした。
普段通り、利用者さん方と談笑しながら食事をしていた時のことです。
とある利用者さんは、いつも通りであれば高度な冗談を飛ばしては雰囲気を作ってくださるのですが、この日は真面目な話として、ある問題提議をいただきました。
「PDCAサイクルで対応するには遅すぎる世の中になっているのにも関わらず、日本の企業はPDCAサイクルをいつまで続けるのでしょうか」
問題提議の重さに心身共々、押しつぶされてしまうかと思いました(;^ω^)ヒエー
一瞬、狼狽えてしまいましたが、、、ちなみにPDCAサイクルとは
1951年に品質管理の研究機関にて生まれました。出身は日本です。
現在は約68歳で今も日本で現役バリバリの思考法です。
苗字は以下の頭文字からとられており、下の名は巡回を意味するサイクルとのことです。
P・・・計画(plan)
D・・・実行(do)
C・・・チェック(check)
A・・・行動・改善(act)
PDCAサイクルは意識が非常に高いので、まずは何事にも過去の経験や今後起きそうなことを想像した上で計画を立ててから行動されます。(Plan→do)
動き出したと思えば、どのような結果になったかをすぐ確認されます。(do→check)
確認したと思えば、また考え始めています。どうやらもっと良い方法はないか模索されている様子です。(check→act)
何か閃いたらすぐさま、計画を立てて行動し、確認して改善という一連の流れをグルグル回し続けております。
言うは易く行うは難し
まさにこのことかと思います。言うのは簡単だけど、やるのは難しいです。
難しいとはいえ、できることはできるとは思いますが、しかし時間はかかってしまいそうですね。
こうして人のように見立てて考えてみますとPDCAサイクルさんはカッチリしすぎて生きづらそうにも見えます。
完璧主義ですね。
「良いものをより良いものへ」という考え方は素敵ですが、良くも悪くも日本らしい考え方だなと改めて思いました。
話は戻りまして、、、
興味津々の私は利用者さんから更に深く聞かせていただき、その内容を要約いたしましたところ!
PDCAサイクルは変化の少ない環境で高品質なものを作ることにおいては最適。
しかしPDCAサイクルでは臨機応変となり得る環境下では十分に発揮できないもの。
臨機応変に対してはOODAループを採用することが良い。
OODAループは意思決定が必要な場面において、その瞬間で判断して行動できる。
上記の内容を言い残して、利用者さんは担当職員との面談で席を外されました。
「誰やOODAループって?ワシは知らん」
私の心のPDCAサイクルがそう言うておりました。しかし折角、教わった大切な内容ですからもちろん勉強しましたよ。
ではでは、お待たせ致しました期待値ゴリゴリのOODAループの紹介です!
OODAループさんはOODAと書いてウーダと読みます。PDCAサイクルさん同様に以下の頭文字から名づけられています。
当初は軍事行動における指揮官の意思決定を対象に考えられて生まれました。出身はアメリカです。
活躍の場は広く、ビジネスや政治はもちろんのこと、それ以外にもありとあらゆるところで大活躍中とのことです。
O・・・みる(observe)
O・・・わかる(orient)
D・・・きめる(decide)
A・・・うごく(act)
みなおす/みこす(loop)
まずは観察して情報を集めることから始まります。集まった情報を「さあ、どうしようかなー」と何をどうすれば目的が達成できるか考えます。(observe→orient)
今までの経験や新しい情報などから推測して「よし、これにしよっと」と計画し、決めたら行動し(orient→decide→act)、「これじゃダメだな」となったら、また観察に戻られます。(orient→decide→observe)
状況に応じて、計画した内容も達成できないと判断したら、すぐに新しい情報を見つけて考えるといった柔軟で身軽な動きができるようです。
PDCAサイクルとOODAループ、これら2つの思考法を筆記テストで例えますと
テストでより確実に100点を取りに行くのが PDCAサイクル
状況に合わせて自分の納得できる合格点を取りに行くのが OODAループ なのです。
OODAループはPDCAサイクルの完璧主義と違って、意思や目的を優先にされており、
何より 達成主義 なのです。
この思考法と出会い、内容を深く知った時、まさか自分の気持ちや価値観を大切にしつつ結果を残せる欲張りな考え方があるだなんて思いもしませんでした。
とはいえOODAループの思考法は人によっては無意識のうちにされている方もいらっしゃるかと思います。
上記に当てはまる人からすれば、正直なところ「OODAループって別に大したことなくない?」と思われますよね。
達成主義である私もそのうちの一人でしたが、実はもっと結果に繋がるロジックがOODAループには隠されているのです!
それでは具体的にOODAループをどのように使うのかといいますと!
と進めていきたいところですが、、、
後編にまとめさせて頂きたいと思います。(笑)
OODAループについては私の言葉で出来るだけ分かりやすくお伝えしたいので、勿体ぶるようですが前編はここまで。(>_<)
前編の最後まで閲覧いただきまして、ありがとうございました。
ちなみに私は、秋と言えば読書の秋ですよー!おすすめの本とかありましたら是非、教えてください(#^^#)🍁📚