こんにちは。コネクト豊中の石垣です。
まだまだ　あっついですねーーー。皆様、体調など崩されていないでしょうか？
体と心は二つで一つ。どうか両方のケアをお心掛け下さい。

さて、皆様は落ち込んだ時。落ち込んでいるわけではないけど、なんか過去の嫌な記憶がやたらとフラッシュバックする時。嫌なことがあった訳では無いのに、悲しい気分になる時。ひがみっぽい気分になる時。他人が褒められていると、自分がダメだと遠回しに言われているような気分になる時。色々色々、必要以上に嫌な気分になる時どうされていますか？

心は残念ながら自分でもよく管理できません。他人から見たら尚更です。風邪が万病の元となるように、小さな心の不具合も自分でリカバリーできる術を一つでも持っていたら、今より少し強気で生きられますよね？

そんな訳で、リカバリーマニアの石垣が、最近信頼できると思う解決法をご紹介したいと思います。

それは、、、、運動です！！

めんどくせええわあ。大体、汗かくの人生で一番嫌い。ああ、カフェオレでも飲もう。そんでソファーでTikTok見ながらうたた寝しよおおっと。それが、一番の気分転嫁ですっ。コンビニで新作のスイーツも買ったしね！

と思ったあなたにこそ知って頂きたい。運動のすごすぎるポテンシャルを！

そもそも我々は人間の前に動物です。動く物と書いて動物。そう、寝ているとき以外、長時間じっとしているのは、私は楽でも私の体（特に循環器系）はとってもとっても疲れ、退屈で力をつかっているのです。短時間座ることはストレス解消や運動後の休息になります。しかし、現代の私たちの生活では、動いているよりも座っている時間の方が長くなりました。そもそも私たちの体は座ったままでいられるように出来ていません*。

運動のすごいところっていうか、脳のすごい所。

運動をすると、シンプルに体がスッキリするような感覚は分かりますよね？身体が軽くなり、物事がクリアに見える感覚です。これは人間の脳の仕組みによって起こる現象で、何となくそうなのではありません。

運動すると、脳の中では二つの現象が起こります。

一つ目
『エンドルフィン』という神経伝達物質が発生します。これは、運動による苦痛から脳を制御してくれる物質です。運動は筋肉に負荷をかけ、心臓を普通よりも多く動かすので、多少なりともストレスがかかります。そのストレスを軽減させ、そして強い高揚感を促す物質がエンドルフィンです。この働きは、なんと！モルヒネの鎮痛作用やタバコを吸っている時にでる幸せ感覚と類似しているのです。すごくないですか？
二つ目
『BDNF』というタンパク質が発生します***。このタンパク質は、運動によるストレスから脳の中の神経細胞・ニューロンを保護、回復させる働きがあります。ニューロンは、記憶に関係するとても大切な神経細胞で、海馬や大脳皮質といった、学習や記憶、高度な思考に必須の部位で働いています。
よって、運動すると、脳内でBDNFタンパク質が記憶や思考に関する部位で活性化するため、脳の中がハッキリとするような感覚を得られるのです。すごくないですか？

エンドルフィンの高揚感と BDNF による脳の活性化が一度に得られる夢のコラボ。それは、グルメでもショッピングでもエステでも恋愛でも旅行でもTikTokでもなく運動….。
運動が日常生活から仕事に至るまで、人間が生きる上で非常に重要な営みである。。。
ちょっと見え方変わって頂けたでしょうか？

気分のモヤモヤ解消や将来の認知予防のためにも、是非お風呂や食事の時間と同じく
運動の時間を予めスケジュールに是非入れて下さいね。一駅分長く歩くだけでもいいです
よ。

参考資料
*TED the hidden risks of sitting
** 脳を鍛えるには運動しかない　ジョン　J　レイティ著　NHK出版
***運動脳　アンデュ・ハンセン著　サンマーク出版