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【大人の発達障害】診断を受けるべき?メリット・デメリットと判断基準を解説!

2025.06.28

病気・障害の特性

こんにちは!就労移行支援事業所CONNECTです。

発達障害のある方は特性によって生きづらさや困難を抱えている場合が多くあります。今まで診断を受けたことはないけど、日常生活や社会生活を送る上で生きづらさを感じていて、「もしかすると自分も発達障害なのでは?」と考えている方もいるのではないでしょうか。

今回は発達障害の診断を受けたことがなく、受けるべきか考えている方へ向けて、診断を受けることのメリット・デメリットや、診断を受けたい場合どのようなステップが必要になるのかについて解説していきます。

この記事は次のような人にオススメ
  • 発達障害の診断は受けてないけど、日常生活での悩みを抱えている方
  • 診断を受けるべきなのか悩んでいる方
  • 診断を受ける場合、どのような流れになるのか知りたい方

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もしかして発達障害?

「診断を受けるべきか」悩むあなたへ

一口に発達障害と言っても、ASD、ADHD、LDなどの種類があり、周囲とのコミュニケーションが苦手、注意力の欠如、感覚過敏・鈍麻など、他にも様々な特性があります。インターネットなどで調べて大まかな特徴を理解し、なんとなく自分に当てはまる気がしても判断基準が難しく、「自分は診断を受けるべきなのだろうか」と悩んでしまう方も多いでしょう。

子供時代に発達障害の診断を受けず、大人になって働き始めてから生きづらさを感じるようになる方も少なくありません障害があると認めたくない、周囲の目を気にしてしまう、レッテルを貼られたくない、といった理由から診断をためらう方もいます。大人になるまで普通に生活を送り、突然「発達障害」という診断を受けるということに抵抗感が生まれるのは誰にでも起こり得ることです。

「障害」か「個性」か

発達障害は「障害」と「個性」のどちらなのか、と言われることがあります。いくつもの特性がある上に、それぞれの特性の強弱も人によって違いがあるため、明確な境界線を引くのが難しく、どちらの考えも生まれるのではないでしょうか。

一つの考えとして、発達障害の特性は誰しもが持っている可能性のある個性の一部が濃いグラデーションとして現れたもので、その個性と環境とのミスマッチによって困難が生じてしまっているという視点があります。その個性は、その環境とたまたま合わなかったということで、おかれた環境によっては悩まなかった可能性もあり、自分の特性を知ることで環境とのミスマッチを回避できるかもしれません。

診断を受けたからといって、周囲の人に開示しなければならないという義務はなく、自分をより理解するための一つのツールとして捉えることもできます。診断を受けることで全てが改善されることはないかもしれませんが、生きやすくするためのヒントが見つかる可能性もあります

発達障害の診断を受けるメリット・デメリット

診断を受けるメリット

自己理解を深め、特性に合った行動をすることができる

自分の特性を客観的に理解することで、今まで「何故こうなってしまうんだろう」と漠然と悩んでいたことが明確になり、苦悩が軽減される可能性があります。診断を受け、自分の得意なこと・苦手なことを客観的に理解することで、得意なことを相手にきちんと伝えられるようになり、苦手なことに対しては、タスク管理やコミュニケーション方法など特性に合った対処法や具体的な解決策を見つけることができるようになります。

周囲の理解と適切なサポート

家族、職場など周囲に説明しやすくなり、必要な配慮を得やすくなります。合理的配慮を受けることは、お互いに気持ちの余裕を持てるようになったり、職場においては個々の能力を最大限に発揮できる見込みがあり、本人にとっても周囲の人にとっても働きやすい環境が生まれる可能性があります。先述の通り、必ずしも診断を受けたことをカミングアウトする必要はなく、自分を理解することは周囲と付き合っていく上で役に立つこともあるでしょう。

福祉サービスや支援制度の活用

自立支援医療などの制度利用のほか、障害者手帳を取得することもできるようになるため、CONNECTのような就労移行支援の利用や障害者雇用枠での就職、医療費の自己負担軽減、税金の控除など、様々な福祉サービスや支援制度を活用することができるようになります。これらサービスの活用により、生活の質の向上に繋がる可能性もあります。

二次障害の予防

発達障害の特性による周囲とのコミュニケーション上の悩みなどから、うつ病や不安障害、適応障害などの二次障害を発症する場合があります。二次障害の予防には自分自身と周囲からの理解がとても重要と考えられており、診断を受けることで二次障害の予防や早期の対応に繋がります。

同じ悩みを持つ人との繋がり

当事者会や自助グループなどを通して、同じ悩みを持つ人たちと悩みを共有することができます。情報交換やお互いに話すだけでも気持ちが軽くなり、日々の生活での困難を解決するヒントが見つかるかもしれません。また、CONNECTのような就労移行支援でも他の利用者の方と交流することで気持ちが安定するという方もいます。

診断を受けるデメリット

診断名による精神的負担

実際に診断名が付くことで安心に繋がる人もいれば、診断結果を受け止めるまでに時間がかかったり、ショックを受けたりする可能性もあり、自己肯定感の低下に繋がってしまう場合もあります。また、周囲からの偏見など、「障がい者=〇〇」と決めつけられてしまうのではないかとラベリングされることへの不安を持つ方もいます。

時間と費用

発達障害の診断は心療内科や精神科などの医療機関で受けることができます。病院探し、通院や検査、結果待ちの時間など診断を受けるまでに時間を費やします。また、費用は医療機関や検査内容、保険適用か適用外かによっても大きく異なりますが、初診料3,000円程、知能検査は保険適用で1,500円程、保険適用外で1〜5万円程かかります。その他に診断書の作成など別途費用が追加になる場合もあります。人によっては、これらの時間や費用が負担に感じる方もいるでしょう。

グレーゾーンの存在

発達障害の特性や生きづらさはあるものの診断基準を満たしていないため、明確な診断名が付かない、いわゆるグレーゾーンという結果が出る場合もあります。その場合、特性にどう向き合えばよいのか、新たな悩みが生まれてしまう可能性もあります。

【関連記事】発達障害のグレーゾーンとは?仕事上での注意点も合わせて解説!▶

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発達障害の診断~判断ポイントと診断のステップ~

判断ポイント

診断を受けるか、受けないかの判断ポイントはいくつかありますが、例として以下のような項目が判断材料になります。

困りごとの深刻度や頻度

まずは日常生活や職場での人間関係など、どのようなことで困っているか考えてみましょう。困りごとの内容だけでなく、他のことが考えられないくらい悩んでいる、毎日のようにその悩みで生きづらさを感じているなど、どのくらい生活に支障をきたしているか、程度や頻度も具体的に考えてみることが大切です。

専門家のアドバイスを必要としているか

困りごとに対して自分なりに努力をしているものの、一向に改善できない、もう自分だけではどうしたら良いか分からず、医師やカウンセラーからのアドバイスを必要としている場合は診断を受けてみても良いのではないでしょうか。

診断を受ける目的

自己理解をしたい、どのような生活支援や仕事上の配慮が必要なのか知りたいなど、診断を受けることで何を得たいのか明確な場合は、診断を受けることで生きやすくなるためのヒントが得られるかもしれません。

いろいろと考えた上で一旦様子を見るという判断もあると思いますが、一人で抱え込まずに誰かに相談してみることはとても重要です。周囲の人には話しづらい場合、発達障害者支援センターで無料で相談してみることもできます。困りごとを明確化させておくことは、医療機関で診断を受けるか判断するときだけでなく、専門機関に相談する際にも役立ちます。

診断を受けると決めたときの流れと準備

受診先

心療内科、精神科などの医療機関を受診してください。全ての医療機関で検査が可能というわけではないので、事前に検査可能か確認する必要があります

診断までの一般的な流れ

発達障害の診断は子供の頃の様子や最近の生活の様子、病歴、知能検査などを踏まえて、総合的に判断されます。発達障害の人は全体的に知能が低いということはあまりなく、得意なことと苦手なことの差が大きい傾向があるのが特徴と言われています。診断までの一般的にな流れをご紹介します。

①問診:病院や検査内容にもよりますが、以下のような内容を問診します

  • 生育歴・・・保育園や学校、家族間での育ちの過程での変化やトラブルなど
  • 生活歴・・・大人になってからの生活の様子、会社でのトラブル、現在の困りごとなど
  • 現病歴・・・現時点でかかっている病気、それについて困っていることなど
  • 既往歴・・・過去にかかった身体疾患、精神疾患(その中に現在の症状の原因が見られるか)

 

②心理検査:性格検査・発達検査・知能検査など

発達障害の検査の種類はWAIS、WISC、AQ、CAARSなど複数あり、病院や先生によって行う検査が異なります。成人向けの発達障害の検査方法の一般的な「WAIS」は、IQ(認知能力)・言語理解指標・知覚推理指標・ワーキングメモリー指標・処理速度指標といった5つの指標をもとに評価するものになっています。

③診断・結果説明

医師が検査結果や問診内容を総合的に判断し、診断が下されます。結果の説明と今後の対応について話し合います。

事前に準備しておくと良いもの

母子手帳、通知表、現在の困りごとをまとめたメモの他、可能であれば家族など身近な人からの情報をまとめておくことも役に立つ場合があります。

診断後の選択肢とサポート体制

発達障害の診断後は、事実を受け入れ、自分に向き合うことが大切です。その後の選択肢として、大きく2つに分けることができます。

家族や職場、専門機関などに相談する

周囲の人には診断名以外に、具体的にどのようなことに困っているのか、どのような配慮を必要としているのかを具体的に説明すると、より理解してもらいやすくなります。

また専門機関に相談し、受けられる生活支援を確認したり、カウンセリングやSST(ソーシャル・スキル・トレーニング)などを受けることで、生きづらさを軽減できる可能性があります。

周囲に公表せず自己理解に活かす

周囲に公表しなくても、診断を活かして関連する本を読んだり、当事者会に参加して悩みを共有することで、自己理解を深めることができます。自分を理解することで、どのように行動したら気持ちが楽になるか、自分にはどのような働き方が向いているかといったことに気づくヒントが見つかることがあります

【関連記事】SSTってなに(・・?▶

 

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現在、関西に10事業所、関東に2事業所を展開している「精神・発達障がい者の支援に特化」に特化した就労移行支援事業所です。「精神・発達障がい者の就職サポート」に特化したスタッフを積極的に配置しております。安心して働ける仕事探しには、実習でのマッチングが不可欠です。こねくとには豊富な実習実績があり、あなたにピッタリの企業を積極的に開拓します。より質の高いサービスを提供を目指しており、職場定着率87%とこねくとでは、実習でのマッチングと就職後のサポートで、高い定着率を実現します。
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まとめ

今回は発達障害の診断を受けることのメリット・デメリットや診断の流れなどをご紹介しましたが、診断を受けるかどうか検討する際の判断材料としていただければと思います。

まとめ
  • 診断を受けることはレッテル貼りではなく、自己理解のための手がかりになり得る
  • 診断を受けることには、人によってメリットもデメリットもある
  • 診断を受けない場合も、悩みを一人で抱え込まずに誰かに相談することが大切
  • 診断を受けると決めたら、問診で答えられるように症状や困りごとを整理しておく
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