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トラウマと向き合うとは・・・(前編)

2021.05.26

新大阪事業所ブログ

こんにちは。新大阪事業所の松本です。

事業所の緑化活動のおかげで ドーピングする 栄養ドリンクを飲むことがなくなりました!

本当に皆さん、ありがとうございます。m(_ _)m

 

※緑化活動について詳しくは、前回のブログをチェックしてください♪

https://www.connect-syurou.com/enbright/202105192823/

 

今日のブログは利用者Aさんを通して、感じたことや、考えたこと、学んだことについて前編・後編にわけて紹介できればと思っています。

特にトラウマに悩む方や発達障がいで苦しんでいる方に、是非、読んでいただきたい内容となっております。

 

感情コントロール、、トラウマに悩むAさん

私の担当している利用者Aさんは、自分の怒りやトラウマとの付き合い方に大変、困っていました。
Aさんはコミュニケーションの1つ1つに興味関心をもっているために、言葉尻や細かい言葉遣いなどを過度に受け止めてしまうことで強いストレスを受けてしまうところがあります。

 

受け止め方がネガティブに働くと、周りの会話が気になってしまい、いつしか「自分のことを悪く言っているんじゃないか」と思い込んでしまい、全てがネガティブに変換。

話題の中に、トラウマに関連することがあると、脳内で連想ゲームが始まり、トラウマを思い出してしまうことで、理性では抑えきれずに感情的になってしまい、自分で制御することがとても難しい状態になられていました。

話によると寝ても悪夢に襲われることがあり、24時間のほとんどが気が休まることなく苦しい日々が続いていたことをお聞きし、想像しただけでも・・・。(これは辛い…)

 

その時の様子は支援員からもAさんの辛さが痛いほど伝わり、

「どうすれば、もっと気持ちをリラックスした状態で過ごしてもらえるかなぁ・・・」

「叫んでしまいたくなるようなトラウマって、自分だったらどう受け止めるかな?」などなど

私自身もAさんのことを理解したい気持ちと解決できる策を見つけることに非常に悩みました。

 

しかし、私が諦めるわけにはいきません。いつもならスパッと答えをすぐに出して解決のヒントを出せることですが、どうやら今回のお悩みはそうはいかないようです。

ご家族とも情報共有を行い、Aさんの心理アセスメントを繰り返していきました。

 

~それでも、Aさんは休むことなく前に進む~

 

気が休まらないAさんは、キャパオーバーになられ、面談を週3回ほど時間をとらないことには前を向いて訓練することが難しい時もありました。

訓練中に外に飛び出したくなることもあっても、それでも絶対に休むことはありません。

 

辛い日々は続きますが、そんなある日、休憩時間にこんなことを話しかけてくれました。

Aさんは「松本さん!ほんま自分って瞬間湯沸かし器やなって思うんですよね」

「すぐチーンでなってカッとなるし(笑)やってられないですよね。(笑)」と自然な笑顔で。

 

この時の笑顔が印象的で、「本当はこんな風にずっと笑って楽しく過ごしたかったんだろうな」と思うと

トラウマは消せないかもしれないけど、もっと笑ってもらえる時間を増やすことで、Aさんにとって楽しい時間でこれからを埋めていけば、きっと良くなるんじゃないか。

Aさん自身が向き合うべき内容だけを考えてもらえるように声をかけていけば少しでも良い方向に変わっていけるのだろうか。

 

この日を境に「認知行動療法」「論理療法」など、自分自身(意識)や理性(冷静さ・合理性)を育てていくことを中心に支援をしていくこととなりました。

よっしゃ頑張ろ!って以前よりお互いになりましたね。(笑)

支援の方針も固まってから数か月が経過し、自分のことを向き合うことや共に頑張る利用者さんを通して徐々に冷静さを身に着けられるようになられました。

それでも我慢ができなくなるほどのトラウマがAさんに襲ってきます。

まるで熱い鍋に触れてしまった手をすぐに引っ込めるような速さでAさんのイライラは頂点に達するように。

 

とある治療法と出会うまでは。。。

(後編へ、つづく。)