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発達障害の人に向いている資格は?おすすめの職業も併せて解説!!

2022.10.21

仕事・訓練

皆さんこんにちは。

就労移行支援事業所CONNECTの村上です。

突然ですが、この記事を読まれている発達障害の方でこのようなことでお悩みの方はいらっしゃいますでしょうか?

  • 資格の活かせる仕事ってあるのかな?
  • 転職に有利な資格ってなんだろう?
  • そもそも資格って就職活動に必要なの?
今回はそういった方に向けて、発達障害の方々に向いている資格や就職について解説します!
この記事は次のような人にオススメ
  • 発達障害の人で向いている資格を知りたい人
  • 発達障害の人でスキルアップを考えている人
  • 発達障害の人で転職を考えている人

 

発達障害とは?

発達障害とは、生まれつきの脳の機能の障害であり、特性によりコミュニケーションや特定の環境でミスマッチが生じ、社会生活に困難さが発生します。

発達障害は、

  • ADHD
  • ASD
  • SLD
の3つに分類されます。

ADHD

ADHDとは、Attention Defict Hyperactivity Disorderの略称です。日本語では「注意欠陥多動性障害・注意欠如多動症」と訳されています。この名称に表されているように、「Attension Deficit」(=不注意、注意欠陥)はADHDの中心的な特徴の一つです。

ADHDがある人の「不注意」は気を抜いたり、怠けたりすることで起こるものではありません。逆に本人の意に反し、注意力や集中力をコントロールすることができなくなってしまうものなのです。その二次障害として忘れ物が多く、大切なものを失くしてしまうこともよくあります。

そしてもう一つの特徴は、「多動性・衝動性」です。本人は自覚が無いのですが、落ち着きのなさや衝動的な言動が目立ちます。そのため、時間をかけて考え、計画を立てたりすることが苦手です。複数の課題を与えられると、自分が興味のある仕事を先に手を付けます。

「逆に面倒な仕事はやりたがらない」と言った結果になることがあります。又、思いついたことをすぐ言いたくなるので、失言が多く、他の人の話に割って入ることがあります。そのため、人間関係に不用意な溝を作ってしまう事があります。

これらの二つの特徴を併せ持つ方もいれば、どちらかの特徴のみを持つ方もいます。ADHD全体の8割が前者の「混合型」のタイプだと言われています。

ASD

ASDとは、Autism Spectrum Disorderの略称で、日本語では「自閉症スペクトラム」「自閉スペクトラム症」と呼ばれています。スペクトラムとは連続体という意味です。

以前は自閉度や知的水準によって「自閉症」「アスペルガー症候群」「広汎性発達障害」と分類されていましたが、それぞれを明確に線引きすることは難しく、近年ではASDとして一つに統合した診断が行われるようになりました。

ASDの特性は主に二つあります。一つ目は「社会性・コミュニケーションの障害」です。その場の雰囲気を読むといった事が苦手なので、浮いた存在になりがちです。結果として、相手との適切な距離がつかめません。結果、人間関係を構築するのに大変な労力を要します。

二つ目は「行動のパターン化・強いこだわり」からくる「想像力の障害」です。物や場所、時間、予定外のことに対して柔軟に対応することがなかなかできません。仕事内容など、いつも同じ状態であることを望み、急な変更があると強いストレスを感じます。

これは、物事の流れを把握し、先を想像するのが困難という特性からくるものです。又、妥協することが難しく、相手を困惑させてしまうことがあります。結果、上記と同様、人間関係の構築に労力を要します。

SLD

SLDはSpecific Leading disabilityの略称で、日本語では「限局性学習障害」と呼ばれています。知的な遅れがないにもかかわらず、読む、書く、計算する等の基本的な学習能力のうち、特定の能力を習得するのが困難な状態をいいます。

読みの困難には文字が歪んで見えたり、文字が逆さに見えるといった症状があり、書きの困難には左右逆さまに文字を書いてしまったり、漢字を部分的に間違えてしまうといった症状があります。計算の困難には、簡単な計算ができなかったり、「5番目」と「5つ目」の違いが理解できないといった数字の概念が理解できなかったりといった症状があります。

周囲からは「怠けている」「勉強をする気がない」といった誤解を受けてしまい、困りごとを理解されにくく、学校生活だけでなく、就職後も困難な状況が続きます。

発達障害の人に向いている資格と職業とは?

それでは、発達障害の方に向いている資格や職業には一体どういったものがあるのでしょうか。資格、職業について紹介します。

簿記

簿記とは「帳簿記録」の略称であり、団体の活動を帳簿にわかりやすく記録する技術です。
簿記検定とは、そういった簿記の基本的な知識や計算能力を判定するための試験です。
実は簿記検定は1種類ではなく、複数種類があります。

  • 日本商工会議所が実施している「日商簿記検定」
  • 公益社団法人 全国経理教育協会が実施している「簿記能力検定」
  • 財団法人全国商業高等学校協会が実施する「簿記実務検定」
最も認知度が高く、受験人数が多いのが「日商簿記検定」です。
もし、就職活動の為に簿記検定を受験するのであれば「日商簿記検定」が良いといえるでしょう。

簿記が向いている職種は?

それでは、簿記検定を活かして働ける仕事にはどういったものがあるのでしょうか?

経理事務

経理事務とは、日々のお金の入出金管理や、伝票の作成など、お金に関する事務を行う仕事です。他人と多くコミュニケーションをとる必要がなく、一つの物事に対して集中力の高さが発揮できる仕事といえます。

また、経理事務で働く際には応募条件として、簿記の資格を求められることが多いです。お金を扱うという繊細な仕事ではありますが、専門性を身に着けることで、一つの物事に集中できる強みを持った発達障害の方に向いている仕事になり得ます。

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

MOSとは、Microsoft Office Specialistの略称であり、マイクロソフト社製のオフィスソフトであるWordやExcelなどのスキルを証明する資格です。

パソコンスキルを証明する資格の中でも人気があります。事務職等、業務上でWordやExcelを使用する人にとっては必須の資格といえるでしょう。

スキル証明したいオフィスソフト別に科目が設けられており、それらの科目それぞれで一般レベルと上級レベル(エキスパート)に難易度が分かれており、更にソフトのバージョンによっても試験が区分されています。

バージョンはいくつかありますが、特に理由がなければ最新バージョンを受けるのがおすすめです。

MOSが向いている職種は?

それでは、MOSを活かして働ける仕事にはどういったものがあるのでしょうか?

事務職

PC操作を業務で使用することの多い事務職はMOSを取得した人に向いている仕事であるといえます。データ入力を初めとし、マニュアル通りの作業を求められる業務が多く、人と密にコミュニケーションをとる必要は他の職種と比べても少ない傾向にあります。そのため、特性上コミュニケーションに困難さを感じる方にも取り組みやすい仕事です。

また、障害者雇用の事務職では、応募要件に「基本的なPC操作ができる方」「Word、Excelの使用ができる方」といった抽象的な表現での募集が多いです。

MOSの資格を資格欄に記入するだけで、PCのスキルが一定以上の水準にあるということの証明になり、採用側としても、応募者のことをより理解することができるため、選考で有利になることが多いです。

基本情報技術者

基本情報技術者とは、情報処理技術者試験の一つであり、IT業界で働くために必要な基本的知識や、情報処理に必要な論理的な考え方を求められる資格です。IT業界で働く為の入門として受験者の多い国家試験です。

ITに関する知識の問題や、アルゴリズム、プログラミングといった問題から成り立っています。

問われる知識が幅広いため、アルゴリズムやプログラミングといった専門性の高い分野に不安な方はITパスポートから受験することもおすすめです。

基本情報技術者が向いている職種は?

それでは、基本情報技術者を活かして働ける仕事にはどういったものがあるのでしょうか?

エンジニア、プログラマー

プログラミング言語を用いてシステムやアプリケーションを制作する仕事です。システムの設計や要件定義といった、いわゆる上流工程では、コミュニケーション能力が求められます。一方で、仕様書に沿ってプログラムを組む下流工程では、黙々と業務に取り組むことができます。

未経験にとってハードルの高い職種ではありますが、資格があることで基本的な知識や技能があると評価されるだけでなく、資格が取得できる水準まで学習ができることの証明にもなります。プログラマーの世界は日々新たな言語やフレームワークが取り入れられており、自己研鑽の欠かせない仕事です。採用側にとっては、就職後も学び続けることができるかを見極めるための一つの手段として資格があるといえるでしょう。

普通自動車免許

普通自動車免許とは、日本の公道において普通自動車を運転することができる資格です。18歳以上になると取得することができ、総重量3.5トン未満、最大積載量2トン、乗車定員10人以下の自動車を運転することが可能です。普通自動車免許にはMT(マニュアル)とAT(オートマチック)があります。

MT車が主流であり、就職活動においてAT免許が不利である時代もありましたが、AT車の普及が進む現代では、普通車の大半がAT車であるため、一般的な車両を運転するのであれば、AT免許でも問題ありません。

普通自動車免許が向いている職業は?

それでは、普通自動車免許を活かして働ける仕事にはどういったものがあるのでしょうか?

トラックドライバーなどの配送業

配送業は、トラックを運転し、配送や宅配といった業務を行う仕事です。業務内容は都道府県をまたぐ長距離輸送や、あらかじめ割り振られた担当エリアへ配送を行うルート配送など、勤める企業によって業務の内容は異なります。一人で運転している時間が長いため、コミュニケーションを苦手とする人にとっては適職であるといえます。通販サイトの普及による物流量の増加から、今後も需要があること考えられており、募集自体も多い職種です。

物流面以外の業種でも需要があり、実際障害者雇用でも必須ではないが「あれば尚良し」という求人も多いです。ただし、服薬の状況によっては医師から運転許可されないこともあるため、前もって医師の判断を受けることが必要です。

介護職員初任者研修修了者

介護職員初任者研修とは、介護の基本的な知識や技術を取得できる研修で、介護職の登竜門という位置づけの資格になります。研修期間はコースによって異なり、1カ月ほどの期間で集中的に受講するコースもあれば、3.4カ月かけて無理のないペースで受講ができるコースもあります。

介護職員初任者研修を修了するためには、スクールに通い受講する方法と、通信講座で学習し、課題の提出とスクーリングで研修を受講する方法があります。受講資格はなく、介護職員初任者研修を足掛かりに、介護福祉士や社会福祉士、ケアマネージャー資格を目指すことも可能です。

介護職員初任者研修修了者に向いている職業は?

それでは、介護職員初任者研修を活かして働ける仕事にはどういったものがあるのでしょうか?

介護職

前述したとおり、介護職員初任者研修は介護職の登竜門的な位置づけの資格です。介護の対象者の身体に触れて、介護を行うことは、介護職員初任者研修の資格が必須となっています。

高齢化が進んでおり、介護の担い手がまだまだ足りない現代社会において、介護職は需要のある職業と言えます。コミュニケーションが必要で、なおかつ臨機応変な対応が求められることがあり、一見すると発達障害の人にとってはハードルの高い職種のように思えますが、一日の流れが一定で、業務内容がルーティン化されている施設も多く、そういった環境で力を発揮できる人にとっては働きやすい環境です。

まとめ

それでは今回の内容のまとめです。

まとめ
  • 発達障害の人に向いている資格は簿記やPC、介護など様々な分野の資格がある
  • 資格があることで、そのスキルがどの程度あるのか証明することができる
  • 資格の取得を足掛かりにさらなるステップアップを目指すこともできる

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