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目標の立て方と伝え方―スピーチ「目標は人に言わずにおこう」から考える

2023.06.26

豊中事業所ブログ

「運動する習慣をつける!」

と新年に決意してから、実現せず半年が経ってしまいました。豊中事業所の荒木です。

さて、皆さんも目標を立てたり、それを宣言したりする機会があったと思います。「明日からダイエットします!」「勉強して資格をとります!」 と高らかに宣言したものの、結局やらないまま…ということもあるのではないのでしょうか。(きちんと実行できている、という方は本当に素晴らしいです!)

CONNECTでは、皆さん就職に向け目標を立てて努力されています。ということで今回のブログは「目標の立て方」について考えてみます。少し古いものなのですが、私が好きなスピーチをぜひ紹介させてください。

スピーチ「目標は人に言わずにおこう」


起業家デレクシヴァ―ズ氏により行われたスピーチで、タイトルは”Keep your goal to youself”「目標は人に言わずにおこう」です。3分程度の長さで日本語字幕もあるため、お時間があれば聞いてみてください。スピーチの内容をまとめると以下の通りです。


結論:目標を人に話すことで、実現させる可能性が下がる。
目標を人に話すことで満足感を得てしまい、実際に行動する動機付けが下がってしまうため。

◆ある心理学の実験
・163人にテストを受けてもらうことを説明し、個人で目標を立てる時間を設けた。
・2つのグループに分け、1つのグループのみ「目標を発表する時間」を設けた。
・その後、それぞれ45分間の自習時間を取った。

⇒実験の結果
・「目標を発表する時間」を設けたグループ:平均33分で学習を終えた。目標に近づいたと回答する人が多かった。
・「目標を発表する時間」を設けなかったグループ:45分間学習を続けた。目標に近づいたと回答する人は少なかった。

⇒実験による考察
・目標を発表することで実現性が低くなるため、目標は人に言わないほうがよい。
・「目標を発表すること」と「実際に行動すること」は別物だと理解する必要がある。
・目標を発表しなければいけない場合には、自身が満足しないような言い方をする。

スピーチでは「目標を発表すること」のデメリットしか挙げられておらず、本来はメリットもあるはずです。ただ「目標を話すことで満足感を得てしまい、実際に実行する可能性が下がる」という指摘はその通りではないでしょうか。

目標を立てるには

一方で、目標を発表しなければならない場面もあります。例えば学校で、家族の前で、CONNECTで、会社で、目標を共有する機会が多くあると思います。ダイエットや運動といった個人的な目標であれば別にせよ、チームで行う仕事の場合には目標を誰かと共有する必要があります。

ではどのように目標を立て、どのように人に伝えればよいのでしょうか。スピーチを踏まえ、目標を達成する可能性を高めるような方法を考えてみましょう。

① 周囲の助けを借りる

ひとつめは目標を公言するとともに、周囲に助けを求めるということです。

例えばスピーチでも述べられていたように、「もしできていなかったら注意してほしい」と忠告を求めるなどです。また「一緒にやりましょう」「詳しい人はアドバイスをください」などの協力を求めることもできます。
「パン祭りのシールを集めてるんです!」と周りの人に言ったら、皆がそのシールをくれたことがあります。自分の目標を達成するために人の力を借りることで、実現の可能性が高まると言えます。

② 具体的な目標を立てる

また重要なのが、抽象的ではなく具体的な目標を立てることです。

「明日からダイエットする」という表現ではなく、「〇月までに体重を何キロ落とす」「3キロのジョギングを水曜と土曜の夜に行う」などです。目標が具体的であればあるほど、単純に実行しやすくなります。
さらに①とも関連するのですが、具体的な目標を立てると周囲の協力も得やすくなります。反対に「今日水曜日だけどジョギングはしないの?」等周りからも促しやすいと言えます。

③ 「目標の公言」と「実行」をセットにする

目標を立てるとともに実行してしまうのも一つの方法です。

「明日からダイエットします」と言うのではなく、まずその日に運動してみる、食事を変えてみる等です。「実際に1回でも行動できた」という実績作りになるのはもちろん、「目標を立てた」ことより「実行した」ことに満足感を得られます。また、実際やったことがないことに目標を立てるのも難しいものです。一度やってみることで、より具体的な目標作成にも繋がるのではないでしょうか。

おわりに

さて、目標の立て方について検討してみました。
先述の通り、CONNECTには多くの方が「就職」という目標に向け通っておられます。ただ実際、発達障害・精神障害の方の困りごとというのは人それぞれです。体調管理が課題の方もいれば、対人コミュニケーションが課題の方もいます。さらには希望する職種や就職時期も人それぞれです。そのため支援員と相談しながら、皆さんそれぞれ個別の目標や課題に取り組んでおられます。

ブログを書かせてもらう中で、私も次の目標が浮かんできたような気がします…が、ここでは書かずまず実行してみます。今年もあと5か月、ぜひ皆様も目標について考えてみてください!長くなりましたが、読んで下さりありがとうございました!

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