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発達障害の人への正しい伝え方とは?詳細を徹底解説!

2024.02.16

仕事・訓練

こんにちは!

就労移行支援事業所CONNECTです。

本日は「発達障害の人への正しい伝え方」について解説します。

発達障害を持つ人と上手くコミュニケーションを取るためには、重要なポイントがいくつかあります。

具体的にわかりやすく解説していくので、ぜひ最後までご覧ください!

この記事は次のような人にオススメ
  • 発達障害の人との具体的なコミュニケーション方法を知りたい人
  • 発達障害があり、周囲とのコミュニケーションに難しさを感じている人
  • 職場や学校で発達障害の人と関わりのある人

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発達障害とは?

発達障害は、生まれつきの脳の特性により、一般的な人々とは異なる行動や思考の特性をもつものを指します。

それぞれの障害には独自の特性があり、日常生活にどのような影響をもたらすのか理解することがとても重要です。

それによって、より良い対応やサポートを行うことが可能となります。

ASD(自閉症スペクトラム障害)の特徴

ASDは社会的コミュニケーションの困難や繰り返しの行動といった特性を持つ障害です。

他者の感情や考えを理解することが難しく、その場の雰囲気に合わせて行動することが苦手です。また、急な変更やキャンセルなどがあると不安を感じるなどの特徴があります。

<対応のポイント>

  • ・明確で具体的なコミュニケーションを心がける
  • ・視覚的な支援(図やイラスト)を活用する
  • ・予測可能な環境とルーチンを提供する

 

ADHD(注意欠如・多動性障害)の特徴

ADHDは、注意散漫、衝動性、多動性といった特徴を持つ障害です。

気が散りやすく、長時間の話は集中して聞くことができない場合があります。また、口頭で受けた指示を忘れてしまう、締め切りまでに作業を終わらせることが難しいなどの特徴があります。

<対応のポイント>

  • ・要点は簡潔に伝え、期限は明確に設定する
  • ・頻繁なフィードバックと具体的な指導を提供する
  • ・タスクを小分けにして、一つずつ着実に進めるようサポートする

 

LD(学習障害)の特徴

LDは、読み書き、計算、推論など、特定の学習領域に困難を持つ障害です。そのため、手書きのメモを取ることが難しい、資料やマニュアルを理解しづらいなどの特徴があります。

<対応のポイント>

  • ・本人の負担を軽減した伝達方法を考える
  • ・文章だけではなく、図や表を用いたマニュアルを作成する
  • ・個別のニーズに合わせた指導方法を採用する

 

発達障害は生まれつき(先天性)の脳機能障害であり、決して本人の努力不足ではなく、親の育て方の問題でもありません。

 

効果的な伝え方の技術

発達障害を持つ人々への伝え方は、本人が理解しやすい方法で行うことが重要です。ここでは、そのための具体的なテクニックの例を解説します。

肯定的な表現を使う

作業手順の説明をしたり、本人へ注意を促すときに「~してはいけません」「~は禁止です」などの否定的な表現を用いると、結局どうすればいいのかわからなくなってしまうことがあります。「~してください」に表現を統一する、あるいは否定的な表現の後に「どうすればいいのか」を明記しておくことが重要です。

また 否定的な表現を使うことで、本人が「責められている」「叱られた」と感じる場合もあるので、注意が必要です。

例)荷物を床に置いてはいけません

【正解例】
・荷物は床に置かず、隣の椅子に置いてください

 

明確かつ具体的に伝える

発達障害の人にとって、曖昧な表現を用いたコミュニケーションはとても難しいです。「急ぎ目に」や「多め」などの表現では、お互いの認識がずれてしまうためにミスやトラブルが起きてしまうことがあります。

また、「ホチキス止めをする」「コピーした資料を全員に配る」「配り終えたら上司に報告する」などの決められた工程があれば、それも必ず伝えます。作業手順が多い場合や、同じ作業を何度も頼むことがある場合は、マニュアルを作成して確認しながら作業を進められるようにすることも良い工夫です。

例)この資料、急いで適当に印刷して配っておいて

【正解例】
①この資料を十部印刷してください
②印刷が終わったら、ホチキスで止めて全員に配ってください
③終わったら、私に報告してください

 

視覚的支援と書面でのコミュニケーション

話を聞いて自分で要点をまとめることが難しい、メモを取ることが苦手などといった特性によって、伝達事項を把握できていない、作業手順を間違えるといったミスが生じることがあります。

この場合、大切なのは「視覚的なコミュニケーションを取ること」です。

例えば、チャットツールを活用して作業の手順や期日などの詳細を送ることで、いつでも作業の内容を確認できるようにします。また、複雑な作業に対しては 図表を用いたマニュアルを作成することで、本人が読み返しながら一人で作業を進められるような状態にします。

<視覚的なコミュニケーション方法の例>

・マニュアルを作成する

・チャットツールを活用する

・図や表を使って説明する

 

実演と例の提示

作業手順を説明した後に、実際に作業している様子を確認してもらうことも重要なポイントです。あるいは、説明後 本人に一度実践してもらい、一緒に作業手順を確認することも有効な手段です。

また、作業手順を説明する際には例を挙げることもより効果的な方法です。予想できるトラブルなどがあれば、思いつく限りマニュアルに説明を加えます。そうすることで、どのように対処すればいいかわからず、作業中にパニックになってしまう可能性を減らすことができます。

タスクの変更とミスへの対応

職場では、タスクの変更やミスの訂正が必要になることがあります。発達障害を持つ人々にとって、これらの状況は特にストレスを感じます。適切な対応をとることで、本人のストレスを緩和し、回復を早めることができます。

 

作業手順の変更

作業手順を変更する場合、変更点の明確な説明とサポートが必要です。これまでのやり方からどの部分が変更されたのか、はっきりと説明することが重要です。

また、発達障害を持つ人の中には、これまでのやり方を変更されることに苦痛を感じる人も多くいます。そのため、「なぜ変更する必要があるのか」をきちんと本人に説明することも重要です。本人が作業手順の変更に納得することで、苦痛が軽減される場合も多くあります。

・変更点を明確に説明する

・変更された理由を伝える

・作業手順の変更による苦痛は できるだけ緩和する

 

ミスの訂正

ミスが発生した場合、本人を一方的に叱るだけでは改善することはできません。また、「もう少し気を付ける」「できるだけ注意する」などといった本人任せの改善策では、ミスを再発してしまう可能性が高いです。正しい方法を穏やかに説明し、再発防止のための案を話し合います。

例えば、作業手順の認識違いが原因である場合は、マニュアルを修正して対応します。また、本人が報告を忘れた、期日を覚えていなかったなど、不注意によるミスの場合は、リマインダーアプリの使用や、上司からの確認回数を増やすなどのシステム的な予防策を考えることが必要です。

・本人を一方的に叱らない

・正しい方法を穏やかに説明する

・ミスの予防策はシステム的に考える

発達障害者の職場でのサポート

発達障害を持つ人々が職場で成功し、成長するためには、適切なサポートが不可欠です。ここでは、そのための具体的な方法を解説します。

 

継続的な学習と適応

周囲の人々が障害について学び、理解することは、発達障害を持つ人とコミュニケーションを取るためにも重要です。そのためにも、社内研修などを通じて障害理解を深めることが大切です。また、本人の同意が得られる場合は、自分の困難や行ってほしい手助けについて説明してもらうことも有効な手段の一つです。

・社内研修などを行い、障害理解を深める

・本人から自分の障害や行ってほしい手助けについて説明してもらう

 

継続的な面談

発達障害の特性の出方は人によって様々です。そのため、本人と直接相談しながら、個人の困りごとや特徴に合わせて対応策を決めていくことが重要です。また、「このように対応してほしい」といった要望がある場合は、積極的に導入することが重要です。

そのためにも、発達障害のある人と定期的に面談を行うことはとても重要です。発達障害を持つ人にとって、自分の困りごとや要望を定期的に伝えられる機会があることは大きな安心材料になります。

 

就労移行支援事業所CONNECT O.M.さんの事例

ここで、就労移行支援事業所CONNECTの卒業生であるO.M.さんの事例を紹介します。

O.M.さんはADHDの当事者で、「優先順位を考えることが難しい」、「集中力を保つことが苦手」などの困難があります。障害を持ちながら看護師として働くことに不安があり、断念することになりました。

 

CONNECTへの通所を始めたO.M.さんは、作業や業務訓練を通して課題改善に取り組み、支援員とこのような対応策を考えました。

①服薬を忘れないように記録をつける

②一週間の計画を作成し、支援員と作業の優先順位を確認する

③connectでの一日や感想を紙に書いて、文章を書くことへの苦手意識を減らす

connectでの活動を通して、O.M.さんは このように振り返っています。

コネクトに通いたいと思った理由の一つに、自分の障害特性を知りたいというのもあったので、作業訓練を通して自分の特性や課題を見つけて、改善することができたので良かったです。

O.M.さん
就労移行支援事業所CONNECTでは、日々の作業や業務訓練を通して、それぞれの利用者さんの課題と向き合います。そのうえで、一人一人に合わせた対応策を考え、就職までのサポートを行っています。
O.M.さんの事例について、より詳しい内容はこちらをご覧ください!

 

まとめ

まとめ
  • 明確で肯定的な伝え方を意識する
  • 図や表を用いた視覚的な説明を心がける
  • 実演や例の提示などの工夫を行う
  • 継続的な面談を通して、本人の要望や困りごとを聞く

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