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ASDの人は疲れやすい?日常生活の工夫と対処法について解説!

2023.12.29

病気・障害の特性

こんにちは!

就労移行支援事業所CONNECTです。

本日は「ASD(自閉スペクトラム症)の人が疲れやすい理由とその対処法」について解説します。

知らず知らずのうちに頑張りすぎていませんか?少しでも楽に日常生活を送れるような工夫を紹介するので、ぜひ最後までご覧ください!

この記事は次のような人にオススメ
  • ASDの特性があり、疲れやすさに悩んでいる方
  • ASDの人が疲れやすい原因について学んでみたい方
  • ASDの困りごとに対して、どのような工夫をすればいいか知りたい方

オススメ動画はコチラ▼

 

ASDとは

ASDは「自閉スペクトラム症」という発達障害の一種です。

主な特性として以下のようなものが挙げられます。

・相手と適切な距離感を保つことができない

・相手の気持ちや表情を読むことが難しい

・その場の空気を読んで行動することが苦手

・曖昧な表現や適当な表現が理解しにくい

ASDは生まれつき(先天性)の脳機能障害であり、決して本人の努力不足ではなく、親の育て方の問題でもありません。

ASDの人が疲れやすい理由

ASDの人は日常生活の様々な場面でストレスを感じやすく、それが疲労や体調不良につながります。まずはASDの人がストレスを感じるきっかけや場面について解説していきます。

過剰適応

ASDの人は、発達障害の特性を周囲の人に見せないように行動することも多くあります。

これは「社会的カモフラージュ行動」と呼ばれるものです。

例えば、

・他者の服装や話し方を真似する

・特性上苦手なことでも我慢をする

・自分の意見や行動を周囲に合わせようとする

といった行動が挙げられます。

「空気が読めない」「人の気持ちがわからない」と思われないために、必要以上に周囲に適応しようとします。

しかし、これらの行動を毎日続けていると、次第にストレスや疲労が溜まり、「過剰適応」と呼ばれる状態になります。

過剰適応の状態をそのまま放置していると、適応障害やうつ病などの二次障害につながる恐れがあります。

二次障害についての詳しい解説はこちらの記事もご覧ください。

【関連記事】発達障害の二次障害とは?症状の種類や治療・予防方法について詳細解説!▶

感覚過敏

ASDに限らず、発達障害を持つ人の多くには「感覚過敏」と呼ばれる特性があります。

感覚過敏とは、視覚や聴覚、嗅覚、味覚、触覚などといった感覚が生まれつき鋭く、特定の刺激に過剰に反応する状態を指します。

・蛍光灯の光がまぶしい、屋外ではサングラスなしで過ごせないなど(視覚過敏)

・時計の針の音が気になる、大きな音や怒鳴り声が苦手など(聴覚過敏)

・香水の匂いや柔軟剤の匂いで気分が悪くなるなど(嗅覚過敏)

・特定の素材を使った衣服が苦手、スキンシップが苦手など(触覚過敏)

・濃い味付けが苦手、独特な触感がする食べ物を嫌うなど(味覚過敏)

 

また、「感覚鈍麻」と呼ばれる特性を持つ人もいます。これは、特定の感覚が極端に低い状態のことを指します。

・のどの渇きに気づかず、脱水症状を起こす

・痛みに鈍感で、気づかないうちに怪我をしている

・あまり疲労を感じにくく、気づいた時には体調を崩している

このような「感覚過敏」「感覚鈍麻」といった特性によって、本人も気づかないうちにストレスや疲労をため込んでしまう場合が多くあります。

過集中

寝食を忘れて作業に没頭してしまうという「過集中」と呼ばれる特性があります。

これは「集中力が長く続く」ことから職場内で評価されることも多いですが、疲労やトラブルにつながってしまう場合もあるため注意が必要です。

例えば

・休憩を取らずに作業し続けてしまい、体調を崩した

・夜中までゲームがやめられず、翌朝は寝坊してしまった

・作業に没頭しすぎて、上司からの呼びかけに気づかなかった

・時間を忘れて取り組んでいたため、待ち合わせの時間に遅刻してしまった

といったものです。

特に、過集中の後は強い無気力や疲労感が反動として起きやすいため、適度に休憩をとることが非常に重要です。

疲れを軽減するための対策

自分の特性について勉強する

ASDに限らず、発達障害には様々な特性があります。特に、感覚過敏や感覚鈍麻は自分で気づくことがなかなか難しいこともあります。

また、自分と似たような特性を持つ人の体験談やライフハック術を読むことで、困りごとへの対処法を学ぶこともできます。

例えば、

「過集中の特性で休憩をなかなか取れない」といった困りごとには「キリのいいタイミングではなく、時間を決めて休憩をとるようにする」

「感覚過敏で周囲の雑音が苦手」といった困りごとには「ノイズキャンセリングイヤホンを着用する」

などの様々な解決策が本やネット上で共有されているため、自分に合ったものを参考にし、実践してみることがおすすめです。

就労移行支援事業所CONNECTでも、様々なコラム記事やYouTube「こねくとチャンネル」を通して発達障害を持つ人の特性やライフハック術について解説しています。ぜひご覧ください!

【働く発達障害の方を応援】こねくとチャンネル▶

周囲の人に相談やお願いをする

自分の特性による困りごとへの対処法がわかったら、職場の上司や学校の先生など信頼できる人に相談や配慮をお願いすることも一つの手段として有効です。

障害や病気によってできないことは、必要かつ可能な範囲内で配慮が行われます

これは「合理的配慮」と呼ばれるもので、2024年度から行政機関だけでなく事業者にも義務化される制度です。

「周囲の雑音が気になるから、仕事中は耳栓を使わせてほしい」「飲み会などの場が苦手なので、参加は強要しないでほしい」など苦手なことと、どのようにしてほしいかを明確に伝え相談することでストレスになる原因を減らすことができます。

配慮が受けられない・相談がうまくできないといった場合には、ハローワークなどの外部機関を利用することがおすすめです。

合理的配慮に関する詳しい解説はこちらの記事もご覧ください。

【関連記事】発達障害の人への合理的配慮とは?具体的な事例も紹介!▶

自分に合ったストレス発散法を見つける

また、日頃から自分に合ったストレス発散方法を知ることも重要です。一つに絞らず自分の好きな方法をいくつか用意しておくことが重要です。

例えば

・推しを見つける

・ヨガをする

・一人カラオケに行く

・観葉植物を育てる

・ハイキングに行く

など、日常的にできそうなものや気分転換になりそうなもの、テンションを上げるものといった様々な種類のものを用意することで気分に合わせて選ぶことができます。

まとめ

まとめ
  • ASDの人は「過剰適応」「感覚過敏」「過集中」によって疲れやすい
  • 自分の特性について知り、自分に合った対処法を実践してみることがおすすめ
  • 周囲の人に相談やお願いをすることも重要
  • さまざまなストレス発散方法を見つけ、気分に合わせて実践することが大事

 

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